ラグビーが熱い!!日本史上初の決勝T進出! もうミーハーとは言わせない!ラグビー豆知識
見事、予選を4戦全勝で決勝T進出を果たした日本!!
特に9月28日 当時世界ランキング2位のアイルランドを撃破した時は、ジャイアントキリングとして日本中が熱気に包まれましたね!
今回は、日本ラグビーの歴史を簡単に振り返りつつ、まだまだルールがわからない方も多いと思うので、ラグビー基礎知識をお伝えしようと思います。
現在日本は世界ランキング8位です。
そう聞くと、「あれ、そんなに弱くないじゃん」「むしろ世界でも強い方??」と感じる方もいるかもしれませんが、過去には歴史的大敗もあります。
【128点差の大敗】
1995年の第3回ワールドカップで、オールブラックスに145対17で大敗したという過去があります。
しかも、その時のオールブラックスは若手選手主体で、ベストメンバーですらなかったのです。
この点差からもわかるように、1995年の第3回ワールドカップは、日本代表はアマチュア、世界はプロと言える程の実力差がありました。
実際、この時代の日本は監督はもちろん、選手でさえも別の仕事とラグビーを両立してており、ワールドカップにかける意気込みも現在の日本代表とは違ったとものでした。
しかし、この大敗が日本ラグビーを変える大きな転機となりました。
【ラグビー改革】
ワールドカップ終了後、代表選手たちはラグビー協会に改革案を提出。
つまり、改革を促すように直談判したのです。
これにより、日本ラグビーの改革がはじまります。エディ・ジョーンズ氏をコーチとして呼び寄せ本格的に取り組み始めます。
そして、2015年の対南アフリカとの歴史的勝利。
さらには、2019年の史上初の決勝T進出と繋がっていったのです。
【ラグビー基礎知識】
ラグビーは、1チーム15人で戦い、ゴールラインに向かって相手陣地に攻め入ります。
ボールを持っての単独突破やキック、チーム一丸となったパスワークや押し合いにより、陣地を広げつつボールを前進させて行くところから、「陣取りゲーム」とも言われるスポーツです。
試合時間は、前半40分・後半40分。前半終了後に10分間のハーフタイムをとります。
相手ゴールラインの向こう側(インゴール)にボールを持ち込み、地面につければトライとなり得点が入ります。
両チームの選手達は、このトライを得るために、お互い体をぶつけ合い、ボールを奪い合って攻防を繰り返すのです。
【基本ルール 〜ゲームの流れ〜】
●キックオフ
前後半のゲーム開始や、得点後のゲーム再開は、グラウンドの中央からボールをワンバウンドさせる「ドロップキック」で始めます。
●ボールを前進
相手ゴールに向かってボールを前進させる方法は、「ボールを持って進む」と 「キックする」のたったの2つだけです。
ボールを味方にパスする時は、必ず自分より後方に投げなくてはいけません。前方に投げると反則となります。
●タッチキック
相手チームの反則によってペナルティーキックをもらった場合に、あえてボールをタッチラインの外に蹴りだし、相手との接点を前進させようとするプレーがあります。
自陣22mライン内からのキックまたはペナルティーキックの場合は「ボールが外に出た位置」、それ以外の場合は「キックした位置」から、ラインアウト(後述)によりゲームを再開します。
●タックル
これは、ラグビーの醍醐味ともいえる、自分の身を挺した勇猛果敢なプレーですね。
ボールを持った相手プレーヤーの体に激しく飛び込み、相手を倒すのが目的です。
ボールを持っていない相手にタックルすると反則になってしまいます。
●ドロップアウト
攻撃側がインゴールに蹴りこんだボールを、防衛側が自らタッチダウンすることで攻撃を中断させるプレーです。
これを行うと、防衛側の22mライン内側からの、ボールをワンバウンドさせる「ドロップキック」でゲームを再開します。
●キャリーバック
防衛側が自陣のインゴールにボールを持ち込み、自らタッチダウンすることで、相手の攻撃を一時的に中断させるプレーです。
防衛側には体制を立て直すチャンスができますが、ゴール前5m付近から相手ボールのスクラム(後述)で試合が再開されるため、さらなるピンチを招くこともあります。
10月13日のスコットランド戦で松島選手が意図せずこの行為をしてしまっていました。
【ゴールと得点】
●トライ(T):5点
ボールを相手ゴールラインの向こう側のインゴールに持ち込み地面につけるか、インゴールに入ったボールを押さえ込むことでトライが成立します。
●ゴール(G):2点
トライが成立したチームに与えられる、追加得点チャンスです。
●ペナルティーゴール(PG):3点
相手の反則により与えられたペナルティーキックで、ボールが左右のゴールポスト間でクロスバーの上を通過すれば得点となります。
●ドロップゴール(DG):3点
プレー中に、ボールをワンバウンドさせる「ドロップキック」でゴールを狙い、左右のゴールポスト間でクロスバーの上を通過すれば得点となります。
【反則】
反則には、「軽い反則」と「やや重い反則」「重い反則」の3つがあります。
●軽い反則:相手ボールのスクラム、またはラインアウトによりゲーム再開
・スローフォワード
→自分よりも前方にボールを投げたとき。
・ノックオン
→持っているボールやキャッチしたボールを、自分より前方に落としたとき。
・ノットストレート
→ラインアウトの際に、ボールをまっすぐに投げ入れなかったとき。
●やや重い反則:相手のフリーキックによりゲーム再開(ゴールは狙えない)
・ノットストレート
→スクラムの際に、ボールをまっすぐに投げ入れなかったとき。
●重い反則:相手のペナルティーキックによりゲーム再開(ゴールを狙える)
・オーバーザトップ
→モールやラックが形成された状態で、ボールの相手側に倒れこみ、ボールが出るのを妨げたとき。
・オフサイド
→ボールを持った味方やボールをキックした味方より前方にいる者が、その味方より後方に下がることなくゲームに参加したとき。
・オブストラクション
→ボールを持っていない相手プレーヤーの動きを妨害したとき。
・ノットリリースザボール
→ボールを持っているプレーヤーが、タックルで倒されたにも関わらず、ボールを放さずに持ち続けたとき。
【決勝T進出を決めた瞬間のSNS】
ラグビー日本代表、史上初の決勝トーナメント進出!
— 日本ラグビーフットボール協会 (@JRFUMedia) October 13, 2019
熱い応援、ありがとうございました!
10月19日決勝トーナメント開幕。
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勇気と感動をありがとう。#RWC2019 #JPNvSCO #RWC横浜 pic.twitter.com/xs0cujgFrQ
— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) October 13, 2019
渋谷のスクランブル交差点がラグビー勝ったからすごい笑 pic.twitter.com/oPkOJnXiG8
— きよぴー (@kyz46_1112) October 13, 2019
【まとめ】
決勝Tは、前回大会で奇跡的勝利を収めた「南アフリカ」と対戦します。
10月20日(日)19時15分より試合開始になりますので、ぜひ来週も日本全国で盛り上がりましょう〜!!